忍者ブログ
×

[PR]上記の広告は3ヶ月以上新規記事投稿のないブログに表示されています。新しい記事を書く事で広告が消えます。






*もう全員発情期・・・


*表総受けですが、最後は闇表なので闇表扱い

*此処から先は、元ネタとすっかり変わっています。
*王子が冴えている上、凶悪です。

[確認]
遊戯=紅葉です。
王様は遊戯という名前を知りません。

・・・遊戯が男だって知ってたかなぁ・・・(勢いで書いているので覚えてません)
知らない設定でいいや(適当)







男はソワソワしていました。
「もう夕方と判断して良い時間だ。
そうだ、そもそも水車小屋がすぐ見つかるとは限らないし、
いや、だが慌しくしていたら迷惑ではないだろうか。」

森から戻るなりずっと階段を昇ったり降りたりしています。
楽しみでありません。

「まさか向こうから誘いがあるとは・・・しかも夕方になんて、
可愛い顔してなかなか積極的だな。」

これはもう朝帰り決定だろう、とにやつく口元が隠せません。
いっそ、契りを結んで、
家の追っ手が来ないうちに2人で遠くへ駆け落ちなんていうのも悪くないかと、
紅葉宅で食事→結婚→初夜→ハネムーン という計画を立てるほどです。

まだ耳に残るあの愛らしい声。
そういいえば、男は自分の名を名乗るのをすっかり忘れていたのです。
「早くあの声で名を呼ばれたいものだ。」
少し恥ずかしそうに、しかし嬉しそうに名を呼んでくれるのでしょう、
妄想もとい想像すればするほど、一秒でも早くその姿が見たくてしかたがありません。

「耐えられない、もういくぜ!」

決心し、一刻も早く紅葉のところへ向かおうとしました。
しかしそう簡単にはいきません。
「アテム、何処へ行くんだ?」
親友と双六と飲んでいたシモンが戻ってきてしまいました。
しかし、愛に燃える男の前にそんな年寄りはなんでもありません。

「今夜は空ける。周りにそう言っておいてくれ。」
「何!?な、何を言っているのか解っているのか!?結婚式だぞ。」
「ああ、結婚しにいく。」
「そ、そうか。だが、馬車が来る。ワシも行くし、何も先に1人で行かなくても。」
「そっちじゃない。森へ未来の花嫁を迎えにいってくるぜ!」

駆け下りていく男をシモンのがたつき始めた体では追いつけるわけもなく、
「アテム!戻れ、アテム!」
遠くからそう呼びましたが、
当の男アテムは、手を軽く上げて、愛馬に跨り去っていってしまいました。


すっかり日も落ち、森の中も薄暗くなってしまいましたが、
すぐに水車小屋は見つかりました。

しかしどうにも様子がおかしい、そうアテムは思います。

食事を用意しているのであれば、煙突から煙が出ているはずですし、
賑やかな声も聞こえはしません。

「(怪しいな)」

突撃していってもいいのですが、紅葉が居たら、なんと思われることか。

「(何か手段は・・・・・!そうか。)」

アテムは、小枝を拾ってから屋根へとよじ登りました。
煙突から下を覗き込みますが、案の定何も見えません。
暖炉の火が入っていないなど、怪しすぎます。
そこでアテムは土産として持ってきていたウォッカを全て煙突から流し込んで、
火をつけた小枝を投下しました。

何が起きたのでしょう。

燃え上がった暖炉にびびった中にいた黒ずくめにサングラスの男たちが我先にと小屋から出てくるではありませんか。

「(ヤツラは一体・・・)」
煙突の陰に隠れてその様子を見ていたアテムは
その男たちが適当に逃げていった後で、屋敷の中に入りました。

「ぎゃあああああ!!!」
「何か来たーーーーー!!!」

中にはまだ数名残っているようで、アテムの姿を見るなりビビリ逃げ出そうとしました。
しかし戸惑うことなく剣を抜いて、
手前に居た男の喉に宛がって問いただします。

「此処の家の人間はどこだ。」

「そいつはいえないぜぃ!」

ガキっぽい声がしたかと思うと、ガキが出てきました。

「お前が『あの人』だな。」
「何とでも呼べ。貴様に呼ばれる名など無い。」

アテムは紅葉に名を呼ばれるために来たのです。
ガキに呼ばせる道理などありません。

「悪ぃけどお前に遊戯を渡すわけには行かない。」
「ユウギ?聞いたことが無いぜ。婚約者がそんな名前だった気はするが、顔も見たことが無い。」

2人がそこでふと思ったことは、
お互い勘違いしているのではないかということです。
しかし、

「ムカツクから此処で倒させてもらうぜ!」

構うことなくアテムは子どもに剣を向けます。外道です。
「ちょっとまてよ!丸腰のヤツ相手に、それはないぜ。」
「ではなんだ。」
「コイツで勝負しろよ。」

卵の殻のようなものがコロコロのった碁盤目のようなものを取り出してきました。
「ゲームか。」
「どうだ?」
「俺にゲームで挑んだことを後悔するがいい。」

よくわかりませんが、兎に角2人は勝負を始めることになりました。




 † † †



「急いで!」

3人の魔法使いは大慌てで水車小屋へとやってきました。
すると、
煙突からはモクモクと煙が出ていて、
如何にもどうにかしています。

「ま、まさか『あの人』が!」
「海馬瀬人のせいなのか・・・?」

『あの人』が死んでしまっては、遊戯が目を覚ますことは出来ません。

「どうしよう・・・。」
「とりあえず小屋の中へ。」

恐る恐る近寄りますと、
燃え上がっている暖炉の傍にゆったりと腰を掛けている男が居ます。
「!?」
「誰だ貴様等は。」
相当お怒りのようですが、マハードははっと気づき、即座に跪きました。
「お師匠さま!?」
「マナ、頭が高い。この方は、アテム様だ。」
「え、えー!?」
セラエノも跪いているのをみて、マナは動揺したまま座ります。

「俺に何のようだ。俺は人を待っている。」
「その方の名は、まさか紅葉というのでは?」
「何故知っている!」

激怒しているアテムは剣を突きつけようとしましたが、
それより先にマハードは口を開きます。

「貴方が紅葉と知る人は、本当の名は遊戯と申します。」
「ゆうぎ・・?さっきのガキが言っていた名だな。」
「ガキ?」
「ふん、そうだ。バカなヤツめ。俺を相手にゲームで勝とうなど、
3000年経っても無理な話だ。」
「ガキって誰だったんでしょうねー。」
「推測しかねます。しかし、予想できるのは、アテム様を捕らえ様としていたもの。」
「海馬瀬人!」
「その手先かと。いずれにせよアテム様がご無事で何よりです。」
「お前たちはさっきから何の話をしている?
俺に事情を話せ。今夜は紅葉、いや遊戯と会う約束があったんだが。」

3人は一通りのことを話しました。
アテムが出逢った可愛い彼女は、実は男で、遊戯という名前で、
本来の婚約者であるということ。
遊戯は海馬瀬人に殺されかけ、眠りについていること。
その眠りを解けるのは、アテムかもしれないということを。

「何と言うことだ。男?信じられないぜ。」
「アテム様、そこではなく・・・」
「解っている、遊戯の元へ急ぎ、遊戯に熱いキスをすればいいのだろう?」
「まぁそうなんですけど、熱くはなくてもいいです。」
「遊戯相手に熱くないものなど無理だ。」
「じゃあ熱くてもいいですから、一刻も早く!」

アテムは水車小屋をでて馬に跨り、早速城へと向かいます。
魔法使い3人もそれについてゆきました。


 † † †


「モクバは相変わらず出来る弟だ。」

『あの人』退治を請け負ってくれた弟に感謝し、瀬人は遊戯の居場所を探していました。
「クソ、あの雑魚共め、俺の嫁を何処に隠した。」

今すぐ連れ帰って蘇生させたいというのに。

瀬人はイライラしながらも城の中をウロウロしていました。
「塔の上か・・・?クソ、忌々しい!」
そうは思いながらも、階段を上っていると、途中の小さな窓から森が見えました。
「!?」
煙が出ています。
「山火事か・・・?いや、あのあたりは、嫁の実家!?」
一体何かあったのでしょうか。
「いや、モクバの仕業である可能性も高い。兎に角遊戯を先に手に入れておくか。」
もう一度外を見やって先へ進もうとすると、
今度は違うものが見えます。

「あれは・・・!!」

カラフルな服の魔法使いが見えました。

「3馬鹿トリオか!」
その手前には馬で疾走する男。
「あれはアテム・・・まさか!」
すごく嫌な予感です。

あの男が魔法使いといるという事は、
多分何かをたくらんでいることだと思ったのです。
もしかすると、『あの人』である可能性も高く、
そうであれば遊戯を生き返らせても、『あの人』が生きていて、遊戯と取り返そうと色々されると、
折角の新婚生活もガッカリです。

「俺が直々に倒して殺るわ!」

瀬人は窓から飛び降り、召喚した青眼の白龍と共に、4人の下へと飛んでゆきました。


 † † †


「あ、あれは!!」

アテムが慌てて馬を止めると、城への橋の上、
白龍に乗る良くわからないけれど気に食わない男と対峙することになりました。

「貴様は何者だ。」
「海馬瀬人。遊戯の夫だ。」
「お前に妄想壁があることはわかった。残念だが、遊戯は俺のものだ。」
「現実に目を背けているのは貴様ではないのか?」
「可哀想に遊戯、こんな男に入れ込まれたのか。可愛さは罪というが、
正しくその通りだな。」
「ふん。そうだ、貴様、1つ聞きたいことがある。
貴様の向かった水車小屋に子どもはいなかったか?」
「ああ。居たぜ。ゲームを挑んできたから普通に倒してやったぜ。
そのままショックを受けて逃げていったけどな。俺にゲームで勝負を挑もうとは、
無知にも程があるぜ。」
「(モクバめ、お前はゲームが弱いんだからゲームで闘おうなどと思うなと何度も言っただろう!)
まあいい。ならばその貴様の自信を打ち砕いてやる!貴様はM&Wで叩きのめしてやるわ!」

望むところです。
しかし、いま、アテムはデッキも決闘盤も持っていませんでした。

「アテム様、これをお使いください!」
魔法使い達がロッドをかざすとデッキ付きで決闘盤がアテムの腕に姿を現しました。
「このデッキは・・・。」
「アテム様であれば使いこなせるはずです。」
「俺に仕えぬデッキなどない!受けて立つぜ!」

遊戯の夫を名乗る男2人は対峙して、そして試合は始まりました。


「食らえ!サンダーフォース!」
手札6枚のアテムは天空竜により、海馬のアルティメットドラゴンを倒すことに成功しました。
そして、海馬のLPを0にすることが出来たのです。


真っ白になっている海馬を他所に、アテムは遊戯の元へ急ぎます。
魔法使い3人もそれについてゆくのですが。

「何故、こんな、塔の、最上階に、つれて・・・」
マハードもへばっています。
「おししょーさまが、人の・・いない・・もうムリ・・・です。」
マナもへばっています。

しかしアテムといえば、何でもないように昇ってゆくのです。
「アテムさま、すごいですね・・・。」
「俺の部屋は階段だからだからな、慣れているぜ。それに、
この先で俺の嫁が待っているとおもうと、ダラダラしてられないぜ!」

先に行く、とアテムは階段を駆け上がってしまいました。


「2人きりの方が何かと都合がいい。」

数十分後、アテムは塔の最上階ドアの前に立っていました。
この奥に、遊戯がいるのです。
自分の鼓動が聞こえそうなほど、胸が高鳴ります。

アテムは一応ノックをして、扉をゆっくり開けます。


そこそこ広い広場の真ん中に横たわる姿があります。

ゆっくりゆっくり近づいて、
その寝顔を覗き込みます。

「男・・・?」

まさか、と思いながらも遊戯に聞けばいい話で、
そんなことよりも先に、
はやくあの鈴のような愛らしい声で名を呼んで欲しいものです。

「遊戯・・・。」

死んでいるような少し青ざめている顔をみて、不安になります。
しかし顔を近づければ寝息が聞こえて、安堵しました。
小さな冷たい手を握り締めて、

「愛してるぜ遊戯・・。」

紅を塗られた小さな唇へ、愛おしい想いを託してそっと口付けました。

すると
青ざめていた頬は柔らかな赤がさし、
手にはぬくもりが蘇ります。

「遊戯。」

優しく呼びかけると、ううん、と唸ったあとで
大きな瞳がゆっくりと見開かれました。
アメジストの中に自分が映ります。

「遊戯、俺だ、解るか?」
「き、キミは・・・。」

支えられて体を起し、まっすぐにアテムを見つめます。
森の中で出逢ったあの人ではありませんか。

遊戯はアテムの首にぎゅうっと捕まって、もう一度キスをします。
「逢いたかったんだ・・・。」
「俺もだ。」
「キミに逢いたいって願ったんだ。パズルは願いを叶えてくれた。」
「パズル?」
「そう!よかった・・・でもなんで此処に・・・。」
「俺は俺の花嫁を迎えに来た。そしたらお前が此処にいた。
いや、お前が何処にいても、俺はお前を迎えに行った。」
アテムは、自分の名前だとか、自分たちが許婚であったことを伝えました。

「キミがそうだったんだ・・・なんだ、ボクは泣き損だよ。
でも、ボクは男だよ?キミはそれでいいの?」
「(本当に男だったのか・・・だが、)構わない。俺は遊戯でなければ嫌なんだ。」
「アテム・・・。」
「さあ、遊戯。みんなが待ってるぜ!」
「うん!」

2人はその後広間で行って、約束通り結婚することを告げました。
みな遊戯の無事を喜び、2人を祝福しました。
それから舞踏会が行われました。

魔法使い3人はそれをバルコニーから眺めています。
「遊戯さま、本当に良かったですね・・・。とっても幸せそうです。」
「そうだな・・・寂しいがこれが一番の結末だ。
さすが、遊戯様はドレスも似合って・・・何?ピンクのドレスだと!?」
認めん、とマハードは遊戯のドレスを紫に変えます。
「えー!!紫なんて熟女っぽいですよ!ピンク!」
再びピンクに変化します。
2人の妙なこだわり合戦が開始されそうになったとき、

「白です。」

セラエノがドレスを白へ変えてしまいました。

「花嫁は白に決まっています。」

まさかの伏兵に驚いた二人ですが、それには文句のつけようがなく、
幸せそうな遊戯をただ見守ることにしました。

その後、遊戯はアテムと幸せに過ごしましたとさ。



---------------------------


終わった・・・!!!!

長い、長すぎるぞ・・・





PR
この記事にコメントする
■コメントについて
コメントは管理人の認証で公開される仕組みです。
コメントの投稿は可能ですが、非表示にさせていただき、
返信は「更新・告知」にてさせていただきます
お名前
タイトル
文字色
メールアドレス
URL
コメント
パスワード   Vodafone絵文字 i-mode絵文字 Ezweb絵文字
この記事へのトラックバック
この記事にトラックバックする: