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座談会にて頂いたリクエスト消化第一弾

しんでれら(前)の続きで、バク表です

しんでれらと称することに、ためらいが;;;

バク→表←闇 です

あの(前)がある限り、いや、管理人が書く限り、
←闇は消せませんゆえ、
ご了承ください

--------------------------------

今までの「しんでれら」
しんでれら(前)※前提※

分岐(後編)
正規ED(闇表)
邪道ED(海表)
策略ED(獏表)




*もはや、シンデレラではない


「か・・・勝ったの・・・ボク・・・?」
「俺が、負けるとは・・・。」

どう見ても圧倒的に優勢だった皇子は、
遊戯の引いた光の封札剣によって見事に切り札を打ち抜かれ、
一瞬で逆転を許し、遊戯は勝ってしまったのです。
それと同時に、皇子の心も
見事に打ち抜かれてしまいました。

「久しぶりだ、こんなに楽しい決闘は。」

外はもう充分暗く、時折吹く冷たい風が2人の闘いの熱を冷まし始めて、
闘いの感想なんかを話しつつ、
皇子は遊戯を庭園のベンチへといざなって、
そっと腰を下ろします。

その夜はとても月が綺麗で、
柔らかく神聖な光が2人を包んでいました。


静かな時のなかで、漸く話が出来ると思ったのですが、
「皇子!!」
流石にパーティの主役が居ないのは好ましくないらしく、
人が探しに来てしまい、時間が取れません。

「野暮用が出来てしまったんだが・・・。」
「ボクに構わず行ってきて下さい!ボクは、ちょっと広間に行けないし・・・。」
「そうか・・・。すぐに終わらせてくる。少し、待っていてくれるか?」
「はい。」

遊戯に誓いのキスをしてから、そうそうと去っていってしまいました。

「(うー・・・ドキドキしちゃうよ・・・なんでだろう。)」

遊戯は理解できない胸の内を探るように、瞳を閉じていました。

「すまない、待たせたか?」

すると、3分もしないうちに皇子は戻ってくるのです。
「皇子様、もう用は終わったのですか!?」
遊戯は何の心の準備も出来ていなくて、驚き思わず立ち上がりますが、
皇子はクスクス笑って再び座るよう促してから、
自身も隣に腰を下ろしました。

「早かったんですね?」
「ああ。興味ないしな。あんなものよりも、決闘の方が、いや、
こちらの方がよほど興味深い。」

そう言って瞳を覗き込んでくるので、遊戯は恥ずかしくなって思わず顔を背け、
さらに話題を何とか逸らそうと必死になりました。

「皇子様は確か、神のカードを・・・。」
「ああ。神のカードは持っているぜ?今日はデッキに入れてなかったが。」
「だから勝てたんだなぁ・・・。」

そう、皇子は神を一体も出さなかったのです。
神は3体、カードは世界に1枚ずつ。
それの全てを所持するのは、紛れも無い皇子なのです。

皇子と対する者はその神に跪きます。

「以前、神のカードが何度も盗賊に狙われてな。
それから厳重に保管している。
特別なことがない限りは・・・。」
「そうだったんですか・・・。」
「だが、今日は出しておくべきだった。
こういう人の出入りが激しい日は、盗賊が紛れ込む可能性が高いし、
所詮はカードなどしない、あまつさえルールさえ知らないヤツばかりが
后の位によってたかって来るだけだ。
貴女のような人がいると解っていれば、デッキに積んでいたんだが。」
「え?」

「嫌じゃないか?惚れた相手に負けるのは。」
「!?」

そういえばそうでした。
遊戯は男ですが、よくわからない人にドレスを着させられていたのです。
ここまで来てそして皇子と闘えたのは、正しくあの人のお陰なので、
文句をいう筋合いはないことくらい解っています。
決闘するだけであれば、性別など隠していても問題なかったのでしょうし、
向こうもそのつもりだったのでしょう。

ですが不測の事態というのは付き物でした。

ここでどうするかは、全て遊戯にかかっていました。

どうせ今夜だけの話なのですから、女を装いきることが出来なくもないでしょうが、
話している間に男だとばれると、
それもそれで詐称問題に発展しそうな気がしなくもありません。

基本的に遊戯は気弱なので、問題になる前に言っておいた方が無難だと判断したのですが。

「えっと、あの、その、まさかとは思うんですが、
勘違いされてたらあれなので、あの・・・
ボク、こんなカッコなんですけど、お」
「男っていうんだろ?解ってるぜ?そのくらい。」
「へぇ!?」
驚きのあまり遊戯は椅子から落ちましたが、皇子はそれをクスクスと笑いつつ、
体を抱き起こし、そのまま腕の中に閉じ込められてしまったのです。

「本当は神のカードを狙いに来たんだが・・・こいつはいい収穫だ。」

「皇子様・・・?」

「皇子様にはなれねぇが、てめぇの王子様には成ってやれるぜ?」

『皇子様』は自身の顎に手をやると、べりべりと何かを剥がしだしました。
その下に見えた顔は、髪は白く、瞳の色も違い、
「・・誰?」
「さぁな。後でたっぷり教えてやるぜ。」

皇子はあっさり姿を変えて、
遊戯を抱きかかえたまま、庭園の階段を駆け下りていきます。
その時遊戯のデッキから1枚ヒラヒラと飛んでいってしまいました。

「あ、カードが!」
「今度盗りに来てやるから気にすんなよ。」
「盗りにって、」
「皇子サマに、ご挨拶もしなきゃいけねぇしなぁ。
可愛いお嫁さんはいただきましたよってな。」
「え?」

ボク、男って言ったのに、何を言っているの?という顔をして見上げてくる遊戯が可笑しくて、
「鈍いんだな・・・ったくよぉ・・・。」
と呆れるようにからかうようにそう呟いてそのまま置いておいた馬車へと連れ込んで、
そのまま立ち去っていってしまって、
アテム皇子が戻ってきたのはそれから数分後のことでした。

「居ない・・・?待たせすぎたか・・・?」

確かにあったはずのあの姿が見当たらず、辺りを探すと、
階段にカードが一枚。
「ガンドラ・・・これは・・・。」

名も聞いていないあの人の切り札。

「置き土産ということか・・・?まぁいい、見つけ出せばいい話だ。」

カードを胸に確りと仕舞いこんで、
漸く見つけたあの人を今度こそ手に入れようと、
皇子は1人誓ったのでした。


め・・・で・・・たし・・・?



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リクエストいただいた、しんでれらでバク表なんですが、
バクラって一言も言ってないという事実(またか)

そしてもう、完全にシンデレラではない・・・!!


リクエストありがとうございました!

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