海表のつもりだったんですけど、
海→表←闇
になってしまった・・・
いや、厳密に言えば、海→表→←闇?
でもそんなに強い矢印じゃないな・・・
甘く言えば、海表←闇か・・・?
よくわかんないですが、
とりあえず改編にも程が・・・
王様が激しく軟派!注意!
----------------------------
今までの「しんでれら」
⇒しんでれら(前)※前提※
分岐(後編)
→王道ED(闇表)
→誘拐ED(バク表)
→策略ED(獏表)
海→表←闇
になってしまった・・・
いや、厳密に言えば、海→表→←闇?
でもそんなに強い矢印じゃないな・・・
甘く言えば、海表←闇か・・・?
よくわかんないですが、
とりあえず改編にも程が・・・
王様が激しく軟派!注意!
----------------------------
今までの「しんでれら」
⇒しんでれら(前)※前提※
分岐(後編)
→王道ED(闇表)
→誘拐ED(バク表)
→策略ED(獏表)
「すごいや・・・やっぱり強いなぁ・・・。」
「此処まで俺を追い詰めたヤツは久しぶりだ。」
フィールドにはブラックマジシャンの姿がありました。
願っていたアテム皇子との決闘を無事に果たし、
遊戯の胸はすっきりしていたのですが、
思い出してしまったのです。
―貴様のデッキはさっき見せてもらったが・・・これをやろう―
―これは・・・破壊竜ガンドラ・・・―
―それで、ヤツとその忌々しいマジシャン共を殲滅してやれ―
―・・・ボクが負けちゃったら?―
―責任を取ってもらおう―
一体どのようにして責任を取ることになるのでしょう。
遊戯がぶるっと身震いをすると、
皇子は寒いのだろうかと判断して、
夜風の当たらぬ場所へとその手をとって誘いました。
「ここなら風は当たらないだろう。」
「あ・・・ありがとうございます・・・。」
そっとベンチに腰掛けると、遊戯もそれに習って座りますが、
どうにも頭の中は「責任問題」で一杯です。
「どうかしたのか?さっきから考え事をしているようだが。」
「あ、す、ご、ごめんなさい。」
「謝らなくてもいい。」
折角皇子と居るのですから、何か話すべきなのでしょうが、
結婚云々で来たわけではなく、話したい事があるわけでもないのです。
ですが、この皇子は第一印象とは異なり、
遊戯が今まで出会った事の無い雰囲気を持っている人で、
それは遊戯にとってとても新鮮でした。
そんな遊戯に対して、
アテム皇子はすっかり遊戯を気に入ってしまいました。
遊戯が考え事をしている間でさえ、その紅く彩られた唇に目がいってしまうほど、
その愛らしい顔に見入っていたのです。
「今日は、決闘をするために?」
「この機を逃したら一生無理だと思って。
皇子様の決闘を見るだけでも良かったんですが・・・
折角の時に、お邪魔しちゃってごめんなさい。」
「気にするな。今夜来るものは、皆、所詮后の位が欲しいだけの者だ。
そんなことは父親がこれを開くと言い出したときから解っていたし、
俺はそんな者と結婚などしたくないからな。」
「色々大変なんですね。」
皇子という身分にかかるものの大きさに、
自分のような下働きは身軽でいいな、などと考えていると、
再び脳裏に「責任問題」が蘇ってきて、寒気を感じ、
それは思わずクシャミをしてしまうほどでした。
「寒いか?」
「いえ、ちょっと・・・。」
「室内へ入るか?」
「いえ、こ、此処で良いです!!」
中には知る顔が数名いるのですから。
「それであれば構わないが・・・。俺も好都合だ。」
「好都合?」
「俺が見つかればまた面倒なことになるだろうし、
それに、」
「それに?」
疑問符を浮かべる遊戯を他所に、
皇子は遊戯の背に腕を回し、ぐっと引き寄せました。
「2人だけの時間というのも悪くはないだろう?」
耳元でそっと告げるその声は艶のある、女性であればうっとりしてしまうようなものでしたが、
遊戯は、男でした。
その言葉と声に事態を把握するのです。
遊戯はすっかり女だと思われているようです。
恐らくこの闇が一層性別を誤魔化しているのだと思いましたが、
明るい場所へ行くこともできず、
どうするべきなのでしょうか。
一応、遊戯は為すべきことをしました。
負けはしたものの、ライフを100までは追い詰めたのですし、
もう遣り残したことはありません。
此処で皇子に嫌われたとしても、
それは心象の悪いことに違いありませんが、
これ以上の誤解を招き更に問題を発展させるよりは、マシです。
「あの、皇子様・・・。」
「どうかしたのか?」
男の遊戯でもドキリとするほどの美しい瞳に見つめられて、
一瞬たじろぎましたが、
勇気を振り絞りつげました。
「別に、その騙そうと思ってたわけじゃないんです!
ただ、その、こうでもしないとお城に来ることが出来なくって、
あの、何を着ていけばいいのかも解らなくて、
その時によくわかんない人がこれを着ろって持ってきて、」
「何が言いたいんだ?」
「あの・・・ボク・・・こんなカッコしてるんですけど、
男なんです。」
風さえ止まった気がしました。
「何を言い出すのかと思えば、その冗談の意味するところは何だ?」
「冗談なんかじゃないですよ!!ホントなんです!」
「こんなに可愛らしい男が居るものか。」
「可愛くなんかないです!暗くって見えないだけです。・・・胸も無いですよ。」
あまりに必死な様子に、皇子はそれが事実だと認めるほかありませんでした。
ですが。
「男でも構わない。」
「か、構ってください!」
「あんな女たちよりもよっぽど美しいし可愛らしい。心が清らかで、俺の好みだ。」
「ちょ、」
息がかかりそうなほどに顔を寄せられて、
思わず見入った赤い瞳には、自分が映っていました。
この人は本気なのだと知ると、
抵抗する力は何処かへ去ってしまって、ただ見つめるだけです。
半開きになっている小さな口に、そっと触れようとしたその時。
幸か不幸か、
ゴーン、ゴーン
と、
そう鐘がなりました。
「!」
「どうかしたのか?」
いいところで遮られて皇子は苦言を呈すのですが、
「12時ですか!?」
「ああ。」
「帰らなきゃ!!」
「何故!?」
「じゃないと、ボク、ドレス代払わなきゃいけないんです!」
「そのくらい俺が払ってやるが。」
「で、でも、その、相手が良くわかんない人で、
人のことを調べ上げるような、なんか変な人で、その、ごめんなさい!!」
「ま、待ってくれ!」
遊戯はヒールを脱いで、
それを確りと手に持ったままドレスの裾を持ち上げて、
階段を駆け下りていってしまいました。
その途中、何かがヒラリと落ちたのをアテムは見つけて、
追う足は止まってしまいました。
遊戯は一度途中で振り返り、
「今日は、楽しかったです。ありがとうございました。」
そう、ふっと笑ってから再び走り出して、
やってきた馬車へと消えていってしまいました。
その時の笑みはとても可愛らしく美しく、
皇子は一層遊戯を忘れられなくなってしまいました。
あの人の落としていったものを拾い上げると、それは、
「破壊竜・・・ガンドラ・・・。」
あの可愛らしい人とは相反する禍禍しき竜が、餞別ということなのでしょうか。
「いや・・・見つけ出してやるぜ・・・。」
皇子はそう、1人月に誓いました。
遊戯は馬車の中から月を眺めていました。
もし、もっと早く皇子に自分の正体を打ち明けていたら、
どうなっていたのでしょう。
「ボク、そんなわけじゃないのに・・・。」
あの瞳が忘れられません。
「ボクが女だったら・・・。」
ドレス代など皇子にとっては安いものでしょう。
あのまま鐘など無視をして、皇子と共に居ればよかったのです。
「でも、そんなわけには行かないよね。
だって皇子様だもん。ゴシップ騒ぎになっちゃうよ。」
一夜の夢だったのだ、と遊戯は自分の心に決着をつけますが、
まだ一件彼の心を占める問題が残っています。
「・・・責任をとるって、どういうこと?」
考えても考えても、答えなど出ず、
とうとう自宅へ戻ってきました。
すると、
玄関前に、立っているではありませんか。
「あ、貴方は!!」
「遊戯、少々時間が遅いようだが。」
「え、そ、そんなぁ。」
「気にするな。ドレス代など請求しない。」
「良かったー・・・。」
安堵して馬車から降りようとすると制されました。
「結果を聞こうか。」
言いにくくても事実です。
「・・・・・・・・・ごめんなさい。負けちゃったんだ。」
「そうか。仕方が無い。ヤツのデッキは初めてみただろうし、
対策の練りようも無かっただろうからな。
だが、覚えているな?」
「せ、責任・・・?」
「そうだ。」
しかし、遊戯の家など斜陽そのもので、
その上一応正当な後継者である遊戯が下働きをしているような状態です。
「どうすればいいのかな・・・あ、そうそうカードカード・・・。」
遊戯はデッキからガンドラを探しますが、
「居ない、ガンドラが・・・!!」
「あれはくれてやったものだ。それにあんなカード、俺は36枚もっておるわ。」
「36!?(覚えてるんだ、凄いなぁ)」
「責任は違う形で取ってもらおう。」
「でも、ボクんちは何もないし、ボクも何も持ってないし・・・。」
「簡単な話だ。」
そう言って男は遊戯の乗る馬車の乗り込みました。
「!?」
「磯野、邸へ向かえ。」
「はい、瀬人様。」
「??」
「何も払えぬというのであれば、お前そのものを頂くまでの話だ。」
「え、ちょ、ちょっと!?ボク、お」
「男でも結構だ。」
「あ、あの・・・。」
「ドレスが良く似合っているな。次は白だがな。」
「白って、」
「ウエディングドレスに決まっているだろう?」
「えーーーーーーーーーーーーー!!!!」
「早急に式の準備だ。ドレスはすでに出来上がっている。」
「うわあああああああああああ!!!!ってなんで!?」
賑やかな馬車はそのまま町を出て行きました。
翌日。
遊戯の家に、城から使者がやってきました。
皇子が見初めた、ある決闘者を探しているとのことです。
他の家では、決闘者ではないものも決闘者と名乗るような事態が起きているのですが、
どうにもここでは様子が違うようです。
「この邸に、決闘者はいらっしゃいま」
「それどころじゃありません!!うちのうちの遊戯が!!」
あまりの形相に驚きます。
「遊戯?ご子息ですか?」
「はい、あの、モミジ頭で紫の瞳の男の子です!!」
「紫の、瞳・・・?」
馬車から声がします。
しかし動揺しているのかそれに気づくこともありません。
「昨夜、私どもが帰宅すると、誰も居らず、ただこれだけが・・・。」
震える手から差し出された紙を読みますと、驚きの声を上げて、
思わず使者は馬車の中の人物へとそれを渡します。
「皇子・・・!!」
「間違いない。海馬だ!」
「お、皇子様・・・!?」
「御者!今すぐ海馬のところへ向かえ!」
「はっ!」
「遊戯・・・か、あの人はそういう名だったのか・・・。
悪くない・・・ああ、そうだ遊戯は俺のものだ!」
馬車は恐ろしいスピードで去っていきましたとさ。
・・・めで、たし・・・?
-----------------
全国のカッコイイ王様ファンを敵に回し、
更に全国のカッコイイ社長ファンを敵に回し、
全国のしんでれらファンを敵に回すED
童話・昔話パロディを無駄に好む管理人だけが楽しかったです!
「此処まで俺を追い詰めたヤツは久しぶりだ。」
フィールドにはブラックマジシャンの姿がありました。
願っていたアテム皇子との決闘を無事に果たし、
遊戯の胸はすっきりしていたのですが、
思い出してしまったのです。
―貴様のデッキはさっき見せてもらったが・・・これをやろう―
―これは・・・破壊竜ガンドラ・・・―
―それで、ヤツとその忌々しいマジシャン共を殲滅してやれ―
―・・・ボクが負けちゃったら?―
―責任を取ってもらおう―
一体どのようにして責任を取ることになるのでしょう。
遊戯がぶるっと身震いをすると、
皇子は寒いのだろうかと判断して、
夜風の当たらぬ場所へとその手をとって誘いました。
「ここなら風は当たらないだろう。」
「あ・・・ありがとうございます・・・。」
そっとベンチに腰掛けると、遊戯もそれに習って座りますが、
どうにも頭の中は「責任問題」で一杯です。
「どうかしたのか?さっきから考え事をしているようだが。」
「あ、す、ご、ごめんなさい。」
「謝らなくてもいい。」
折角皇子と居るのですから、何か話すべきなのでしょうが、
結婚云々で来たわけではなく、話したい事があるわけでもないのです。
ですが、この皇子は第一印象とは異なり、
遊戯が今まで出会った事の無い雰囲気を持っている人で、
それは遊戯にとってとても新鮮でした。
そんな遊戯に対して、
アテム皇子はすっかり遊戯を気に入ってしまいました。
遊戯が考え事をしている間でさえ、その紅く彩られた唇に目がいってしまうほど、
その愛らしい顔に見入っていたのです。
「今日は、決闘をするために?」
「この機を逃したら一生無理だと思って。
皇子様の決闘を見るだけでも良かったんですが・・・
折角の時に、お邪魔しちゃってごめんなさい。」
「気にするな。今夜来るものは、皆、所詮后の位が欲しいだけの者だ。
そんなことは父親がこれを開くと言い出したときから解っていたし、
俺はそんな者と結婚などしたくないからな。」
「色々大変なんですね。」
皇子という身分にかかるものの大きさに、
自分のような下働きは身軽でいいな、などと考えていると、
再び脳裏に「責任問題」が蘇ってきて、寒気を感じ、
それは思わずクシャミをしてしまうほどでした。
「寒いか?」
「いえ、ちょっと・・・。」
「室内へ入るか?」
「いえ、こ、此処で良いです!!」
中には知る顔が数名いるのですから。
「それであれば構わないが・・・。俺も好都合だ。」
「好都合?」
「俺が見つかればまた面倒なことになるだろうし、
それに、」
「それに?」
疑問符を浮かべる遊戯を他所に、
皇子は遊戯の背に腕を回し、ぐっと引き寄せました。
「2人だけの時間というのも悪くはないだろう?」
耳元でそっと告げるその声は艶のある、女性であればうっとりしてしまうようなものでしたが、
遊戯は、男でした。
その言葉と声に事態を把握するのです。
遊戯はすっかり女だと思われているようです。
恐らくこの闇が一層性別を誤魔化しているのだと思いましたが、
明るい場所へ行くこともできず、
どうするべきなのでしょうか。
一応、遊戯は為すべきことをしました。
負けはしたものの、ライフを100までは追い詰めたのですし、
もう遣り残したことはありません。
此処で皇子に嫌われたとしても、
それは心象の悪いことに違いありませんが、
これ以上の誤解を招き更に問題を発展させるよりは、マシです。
「あの、皇子様・・・。」
「どうかしたのか?」
男の遊戯でもドキリとするほどの美しい瞳に見つめられて、
一瞬たじろぎましたが、
勇気を振り絞りつげました。
「別に、その騙そうと思ってたわけじゃないんです!
ただ、その、こうでもしないとお城に来ることが出来なくって、
あの、何を着ていけばいいのかも解らなくて、
その時によくわかんない人がこれを着ろって持ってきて、」
「何が言いたいんだ?」
「あの・・・ボク・・・こんなカッコしてるんですけど、
男なんです。」
風さえ止まった気がしました。
「何を言い出すのかと思えば、その冗談の意味するところは何だ?」
「冗談なんかじゃないですよ!!ホントなんです!」
「こんなに可愛らしい男が居るものか。」
「可愛くなんかないです!暗くって見えないだけです。・・・胸も無いですよ。」
あまりに必死な様子に、皇子はそれが事実だと認めるほかありませんでした。
ですが。
「男でも構わない。」
「か、構ってください!」
「あんな女たちよりもよっぽど美しいし可愛らしい。心が清らかで、俺の好みだ。」
「ちょ、」
息がかかりそうなほどに顔を寄せられて、
思わず見入った赤い瞳には、自分が映っていました。
この人は本気なのだと知ると、
抵抗する力は何処かへ去ってしまって、ただ見つめるだけです。
半開きになっている小さな口に、そっと触れようとしたその時。
幸か不幸か、
ゴーン、ゴーン
と、
そう鐘がなりました。
「!」
「どうかしたのか?」
いいところで遮られて皇子は苦言を呈すのですが、
「12時ですか!?」
「ああ。」
「帰らなきゃ!!」
「何故!?」
「じゃないと、ボク、ドレス代払わなきゃいけないんです!」
「そのくらい俺が払ってやるが。」
「で、でも、その、相手が良くわかんない人で、
人のことを調べ上げるような、なんか変な人で、その、ごめんなさい!!」
「ま、待ってくれ!」
遊戯はヒールを脱いで、
それを確りと手に持ったままドレスの裾を持ち上げて、
階段を駆け下りていってしまいました。
その途中、何かがヒラリと落ちたのをアテムは見つけて、
追う足は止まってしまいました。
遊戯は一度途中で振り返り、
「今日は、楽しかったです。ありがとうございました。」
そう、ふっと笑ってから再び走り出して、
やってきた馬車へと消えていってしまいました。
その時の笑みはとても可愛らしく美しく、
皇子は一層遊戯を忘れられなくなってしまいました。
あの人の落としていったものを拾い上げると、それは、
「破壊竜・・・ガンドラ・・・。」
あの可愛らしい人とは相反する禍禍しき竜が、餞別ということなのでしょうか。
「いや・・・見つけ出してやるぜ・・・。」
皇子はそう、1人月に誓いました。
遊戯は馬車の中から月を眺めていました。
もし、もっと早く皇子に自分の正体を打ち明けていたら、
どうなっていたのでしょう。
「ボク、そんなわけじゃないのに・・・。」
あの瞳が忘れられません。
「ボクが女だったら・・・。」
ドレス代など皇子にとっては安いものでしょう。
あのまま鐘など無視をして、皇子と共に居ればよかったのです。
「でも、そんなわけには行かないよね。
だって皇子様だもん。ゴシップ騒ぎになっちゃうよ。」
一夜の夢だったのだ、と遊戯は自分の心に決着をつけますが、
まだ一件彼の心を占める問題が残っています。
「・・・責任をとるって、どういうこと?」
考えても考えても、答えなど出ず、
とうとう自宅へ戻ってきました。
すると、
玄関前に、立っているではありませんか。
「あ、貴方は!!」
「遊戯、少々時間が遅いようだが。」
「え、そ、そんなぁ。」
「気にするな。ドレス代など請求しない。」
「良かったー・・・。」
安堵して馬車から降りようとすると制されました。
「結果を聞こうか。」
言いにくくても事実です。
「・・・・・・・・・ごめんなさい。負けちゃったんだ。」
「そうか。仕方が無い。ヤツのデッキは初めてみただろうし、
対策の練りようも無かっただろうからな。
だが、覚えているな?」
「せ、責任・・・?」
「そうだ。」
しかし、遊戯の家など斜陽そのもので、
その上一応正当な後継者である遊戯が下働きをしているような状態です。
「どうすればいいのかな・・・あ、そうそうカードカード・・・。」
遊戯はデッキからガンドラを探しますが、
「居ない、ガンドラが・・・!!」
「あれはくれてやったものだ。それにあんなカード、俺は36枚もっておるわ。」
「36!?(覚えてるんだ、凄いなぁ)」
「責任は違う形で取ってもらおう。」
「でも、ボクんちは何もないし、ボクも何も持ってないし・・・。」
「簡単な話だ。」
そう言って男は遊戯の乗る馬車の乗り込みました。
「!?」
「磯野、邸へ向かえ。」
「はい、瀬人様。」
「??」
「何も払えぬというのであれば、お前そのものを頂くまでの話だ。」
「え、ちょ、ちょっと!?ボク、お」
「男でも結構だ。」
「あ、あの・・・。」
「ドレスが良く似合っているな。次は白だがな。」
「白って、」
「ウエディングドレスに決まっているだろう?」
「えーーーーーーーーーーーーー!!!!」
「早急に式の準備だ。ドレスはすでに出来上がっている。」
「うわあああああああああああ!!!!ってなんで!?」
賑やかな馬車はそのまま町を出て行きました。
翌日。
遊戯の家に、城から使者がやってきました。
皇子が見初めた、ある決闘者を探しているとのことです。
他の家では、決闘者ではないものも決闘者と名乗るような事態が起きているのですが、
どうにもここでは様子が違うようです。
「この邸に、決闘者はいらっしゃいま」
「それどころじゃありません!!うちのうちの遊戯が!!」
あまりの形相に驚きます。
「遊戯?ご子息ですか?」
「はい、あの、モミジ頭で紫の瞳の男の子です!!」
「紫の、瞳・・・?」
馬車から声がします。
しかし動揺しているのかそれに気づくこともありません。
「昨夜、私どもが帰宅すると、誰も居らず、ただこれだけが・・・。」
震える手から差し出された紙を読みますと、驚きの声を上げて、
思わず使者は馬車の中の人物へとそれを渡します。
「皇子・・・!!」
「間違いない。海馬だ!」
「お、皇子様・・・!?」
「御者!今すぐ海馬のところへ向かえ!」
「はっ!」
「遊戯・・・か、あの人はそういう名だったのか・・・。
悪くない・・・ああ、そうだ遊戯は俺のものだ!」
馬車は恐ろしいスピードで去っていきましたとさ。
・・・めで、たし・・・?
-----------------
全国のカッコイイ王様ファンを敵に回し、
更に全国のカッコイイ社長ファンを敵に回し、
全国のしんでれらファンを敵に回すED
童話・昔話パロディを無駄に好む管理人だけが楽しかったです!
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